人間が病気にかかったり、老化するのはどこか自然にさからった生き方をしているからです。
そのゆがみを正して、人間のからだにあった状態をとりもどせば、病気にかからないし、かかった病気も早く治せる、
そして、老化もせずに長生きできるはずである。
というのが大自然の中から学んだ、中国古来からの養生法なのです。
つまりひらたく言えば、自然のままにいきることこそ健康で、
人間が本来もっている能力を最大限に発揮できるということなのです。
ところが、文化・文明が進むにつれ、自然のままに生きることが難しくなり、
健康はそこなわれ、人間の能力が一つずつ失われているといわれます。
導引術の中には"人間が自然のままに生きる方法"が説かれています。
しかもその最大の特徴は、単なる精神訓話や、観念訓ではなく、一定の動作をともなう呼吸法とも、瞑想法とも言えるのです。
これは座禅やメディテーションのような宗教的な「さとり」を求めるものとは本質的に異なるのです。
→次項
導引術のルーツ
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