導引術で定められたそれぞれの動作は、もともとは野生動物の動きをまねてつくられたものです。
野生動物は病気をせず、のびのびと天寿をまっとうできるのも、自然の動きに決して逆らわないからなのです。
これに気づいたのが中国の先哲です。
彼らが野生動物を見て、人間のからだにひずみが生じ、苦しむのは、自然に反する行為をするからだと気づきました。
そして、野生動物の動きをまねてみて、この動きが人間を"自然の姿"にもどす作用があると気づきました。
これが経験科学から生まれた、導引術のルーツなのです。
前かがみになって仕事をしていたのなら、反対に背中をそらしてあげればいい。
こういった基本的な動作も、野生動物のまねから来ているのですね。
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次項
導引術と東洋医学
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